21-22シーズン後半戦、21日目の滑走は月山。
長い一日でした。
早朝3時に起床して4時に出発。
山形県は月山スキー場に行ってまいりました。
正確には、月山スキー場から見える隣の大斜面・湯殿山のピークから東斜面の滑走です。
写真は月山スキー場の駐車場から湯殿山を眺めた景色。
ぴょこんと飛び出たピークを目指します。
ゲレンデ・リフトを経由してバックカントリーエリアへアプローチするはずが、事故があり営業見合わせ...。
登りのルートを急遽変更。
数年ぶりの大斜面のスケール感は圧巻でした。
ありがとうございました。
どうやら月山スキー場のパトロール隊長が、コース上に出来たクレバスに転落し死亡するというショッキングな事故があったようです。
あまりの豪雪地帯であるために4月に入って除雪が進んでやっとオープン出来る珍しいスキー場です。
その積雪は真夏まで滑れるほどです。
一般的なスキー場とは少し違い、大自然そのままといった感じ。
メインの大斜面のコースはすり鉢状になっていて、コース中腹には雪庇が出来たり、大きくクレバスが出来たりと危険個所も存在します。
ただ、その危険個所には安全確保の為ロープが張られ回避できるようにきちんと管理されているのです。
報道によりますと、隊長は危険個所の確認のため11日の午前中にクレバス周辺のパトロールに出かけたらしいのです。
昼過ぎになってからも戻らないことを不審に思い職員がゲレンデを捜したところ深さ7メートルのクレバスに落ちていて身動きが取れない状態の隊長を発見。
その後、救助されるものの心肺停止。
病院へ搬送され死亡が確認...。
なんとも悲しい出来事です。
無くなられた方のご冥福をお祈りするばかりです。
今回のメンバーは、白馬&野沢にも来てくれて記録的な豪雪の中セッションを楽しんだ地元の友人達。
メンバーは自分も含め3人。
のんびりまったりと参ります。
平日、しかもリフトも運休ということもあり人はほとんど居ません。
とても静かです。
月山スキー場の大斜面。
見渡す限り真っ白。
4月のスキー場とは思えない積雪量です。
残念ながらリフトは動いていないので最初からハイクアップです。
すぐに準備に取り掛かります。
ハイクは軽く20分ぐらいでしょうか。
だいたいのところから西側の斜面にドロップです。
程好い木の間隔と斜度。
パウダーの時に滑れたら最高です。
沢地形が面白い。
3Dな滑りが楽しめます。
良い感じです。
石跳川の沢筋まで標高差250Mほど滑り降りた後は尾根筋を湯殿山のピークまでハイクアップです。
ここから90分ぐらいかな。
本来であれば滑り降りるはずだった斜面を横目に標高を上げて行きます。
見える斜面は良さげです。
滑りたかったなぁ...。
振り返っても美味しそうな斜面。
今にでも滑り出したい衝動を抑えて。
我慢です。
斜面の割れ方がエゲツない。
滑ろうとしている斜面は大丈夫なのか…。
ちょっと心配です。
尾根沿いを登り続けると行く手を阻むようにパックリ。
誤って落ちてしまったら大変です。
ピークに到着です。
眺望を楽しみながら少し休憩です。
そして気持ちよく滑るためにワックスをかけて滑走の準備をします。
...つづく。