いつまでも余韻が冷めません。
雲一つない空と面の綺麗な広大な斜面。
深くはないけれどスピードに乗る軽い雪。
完全リセットとはいきませんが前日のトラックは全く気になりません。
標高2.361Mから1.350Mまで滑り降ります。
標高差1.000M以上!
ドロップする時にはいつも程よく緊張します。
山に入れば全てが非日常です。
深く大きい渓谷をゲレンデでは決して描けないほどの馬鹿デカいカーブを描きます。
デブリは一切無し。
最高です!
我々の先には1パーティーのみ。
どういうわけだかいつも以上に静かです。
のんびりもガシガシ行きます。
標高が上がるほどに景色が変わります。
どんどん迫力が増していきます。
「ヤバい」しか出ない。
誰も滑っていない斜面を横目に目的のドロップポイントを目指します。
悩んだ結果本日のドロップポイントはここから。
ノール気味なので雪質と斜面を確認しながら。
安全の為トランシーバーで状況確認しながら滑ります。
LIB TECH(リブテック)のORCA(オルカ)で、1ピッチ目から良いラインを攻めてます。
綺麗な面です。
ここから2ピッチ目。
後ろからパチリ。
皆様良いラインを刻みます。
3ピッチ目。
盛り上げ隊長は初めての斜面で少し緊張気味か...。
それでも攻めっぷりは健在です。
皆様、少し興奮気味です。
滑っては振り返り刻んだラインと景色にため息が漏れます。
いつものお方の4ピッチ目。
ガラガラへのトラバースして...とルート変更の案も出ましたが...
思惑通り無名沢を南滝まで。
どこまでも続くような斜面。
素晴らしい。
5ピッチ目。
沢は続きます。
「え!まだ?」
「はい!まだまだ続きます!」
...つづく